ETC2.0はいつから?始まった時期と普及率

時間軸の上に料金所や車載器のアイコンが並び「ETC2.0はいつから」の文字を重ねたアイキャッチ

当サイトは国土交通省・高速道路会社・一般財団法人ITSサービス高度化機構など公式・公的機関の公開情報をもとに編集部が独自に執筆しています。割引やサービスの内容は変更されることがあるため、最新の条件は各高速道路会社や国土交通省の案内で確認してください。記事内には広告を含む場合があります。

『ETC2.0って、いつからあるの?』と、ふと気になった方も多いのではないでしょうか。最近になって聞くようになった気がしますよね。

結論から言うと、ETC2.0のもとになったサービスは2011年に始まり、ETC2.0の車載器は2015年8月から本格的に売られ始めました。2026年7月時点で、高速道路を走る車のETC2.0の利用率は40.8%です。

この記事では、始まりから今までを1本の年表にして、自分の車載器がどの時期の物かの目安までお話ししますね。

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目次

ETC2.0はいつから?先に結論

先に結論

ETC2.0のもとは、2011年に全国で始まった「ITSスポットサービス」です。2015年7月1日からセットアップがETC2.0に切り替わり、同じ年の8月から車載器が本格的に売られ始めました。

ETC2.0はいつから始まったのか、と聞かれると、答えがいくつかあるんです。

サービスとしての始まり、車載器の販売の始まり、割引の始まり、と分けて考えると分かりやすくなります。

知りたいこと答え
もとになったサービスは何年から?2011年(ITSスポットサービス)
ETC2.0の車載器はいつから販売?2015年8月から本格的に販売
セットアップはいつから2.0に?2015年7月1日から
ETC2.0の割引はいつから?圏央道は2016年4月1日から

ETC2.0とはいつから呼ばれている?

国土交通省は、「ITSスポットサービス」を今後「ETC2.0サービス」と呼ぶ、と案内しています。

ただ、呼び名が正式に切り替わった日付は、公式の資料では見つけられませんでした。ETC総合情報ポータルには「2014年9月までITSスポットサービスとして提供されてきた」という記載があります。

ETC2.0そのものの仕組みはETC2.0とは?でくわしく紹介しています。

ETC2.0の始まりから今までの年表

ここが大事なところです

ETC2.0は、ある日いきなり始まったのではなく、ITSスポットサービスから少しずつ機能が増えてきた仕組みです。割引や一時退出は、車載器の販売より後から加わりました。

ETC2.0にまつわる出来事を、1本の時間軸に並べてみました。

時期できごと
2011年全国でITSスポットサービスが始まる(高速道路を中心に約1,600か所)
2014年9月まで情報提供の一部がITSスポットサービスとして提供される
2015年7月1日DSRC車載器のセットアップがETC2.0セットアップに切り替わる
2015年8月ETC2.0車載器の本格的な販売が始まる
2016年4月1日圏央道のETC2.0割引が始まる。ETC2.0の利用率の集計も始まる
2017年度道の駅への一時退出の社会実験が始まる(全国17か所、1時間以内)
2018年8月30日事業者向けの車両運行管理支援サービスが本格的に始まる
2020年3月27日一時退出が全国23か所・3時間以内に
2021年5月中京圏の新しい料金が始まる(東海環状道のETC2.0割引を含む体系)
2022年3月31日高速道路の電波ビーコン(2.4GHz)の情報提供が終わり、ITSスポットに一本化
2022年4月15日一時退出の対象に6か所の追加を発表(計29か所)
2022年7月1日一時退出の時間が2時間以内に変わる
ETC2.0の始まりから割引や一時退出が加わるまでの流れを示した図解

割引や一時退出は後から加わった

年表を見ると、割引や一時退出は、車載器が売られ始めた後に少しずつ加わってきたことが分かりますよね。

一時退出は、今も「社会実験」という位置づけです(2026年10月時点)。対象の道の駅は全国29か所で、退出してから2時間以内に同じICから戻ることが条件です。

割引の対象区間や条件はETC2.0の割引でまとめています。

ETC2.0の最新の動き

最近の大きな動きは、走行データの活用です。国土交通省は、ETC2.0で集めた走行データを研究機関などに貸し出す調査を続けていて、2026年度も協力者を募集しています。

利用者から見える変化としては、一時退出の対象の道の駅が見直されてきたことが挙げられます。2025年9月10日には、関越道の長岡ICで道の駅の一時退出の実験が始まりました。

ETC専用の料金所が増えるのは、ETC2.0の義務化とは別

最近は、ETC専用の料金所が増えています。2020年12月に国と高速道路会社が「都市部は5年、地方部は10年程度」での実現に向けた計画を公表し、2026年春にもNEXCO中日本が35か所、NEXCO西日本が30か所を新たにETC専用にしました。

『いよいよETC2.0が義務になるの?』と心配になりますよね。

ただ、ETC専用の料金所は、ETC車載器と有効なETCカードがあれば通れます。ETC2.0である必要はありません。

自分の車載器はどの時期の物?目安の見方

先に結論

2015年7月1日より前にセットアップしたDSRC車載器は、ETC2.0の割引や一時退出を使うのに再セットアップが必要な場合があります。古いETCかどうかは、車載器管理番号の先頭でも確かめられます。

『うちの車のETC、いつ頃のものだろう?』と思った方もいますよね。中古で買った車だと、なおさら分かりにくいものです。

今の車載器の状態目安確かめたいこと
ETC2.0のロゴがあるETC2.0として使える管理番号の先頭が0か1か
DSRCのロゴで、2015年6月までにセットアップETC2.0が始まる前の物割引や一時退出には再セットアップが必要な場合がある
DSRCのロゴで、2015年7月以降にセットアップそのままETC2.0として使える管理番号の先頭が0か1か
ETCのロゴだけETC2.0ではない管理番号の先頭が0か1か

DSRC車載器は、再セットアップをしなくても、渋滞や安全運転、災害時の情報は受け取れます。

セットアップした日が分からない時は、店でこんなふうに聞いてみるとスムーズです。

「このETC、いつ頃セットアップしたものか分かりますか?」

「車検証と管理番号があれば、こちらで確かめられますよ」

時期の目安を確かめる順番
  1. 車載器本体のロゴを見る
  2. セットアップ申込書の控えや証明書で、セットアップした日を確かめる
  3. 19桁の車載器管理番号の先頭が「1」か「0」かを確かめる
  4. 分からなければ、購入した店かセットアップした店に聞く
自分の車載器がどの時期の物かをロゴ・控え・管理番号・店への相談の順で確かめる手順の図解

管理番号の先頭が「1」なら新しいセキュリティ規格、「0」なら古いセキュリティ規格です。見分け方のくわしい手順はETC2.0の見分け方で紹介しています。

古い車載器なら、車にあと何年乗るかも考えてみる

車載器が古いと分かったら、付け替えを考えるタイミングです。これは、今の車にあと何年乗るかを考えるきっかけにもなります。

まだ長く乗るなら、新しい規格の車載器への付け替えを考えましょう。買い替えが近いなら、下取りだけでなく買取店に売る方法もあり、先に今の車の相場を知っておくと判断しやすくなりますよ。

ETC2.0の普及率・利用率の最新の数字

先に結論

高速道路6社の集計では、ETC2.0の利用率は40.8%(2026年7月)です。ETC2.0の車載器の普及台数は約1,725万台(2026年9月末)で、少しずつ増えています。

ETC2.0の普及状況を知る数字は、大きく2つあります。

1つは国土交通省の「利用率」で、高速道路を通った車のうちETC2.0を使った車の割合です。もう1つはETC総合情報ポータルの「普及台数」で、セットアップされた件数をもとにした台数です。

数字を見る時の注意

利用率と普及台数は、数え方がまったく違います。「持っている車の何割がETC2.0か」という装着率や搭載率の公的な数字は、見つけられませんでした。

利用率の推移

時点ETC2.0の利用率
2025年5月37.3%
2026年3月39.8%
2026年7月40.8%

同じ2026年7月のETC全体の利用率は95.8%です。ETCを使う車のうち、4割ほどがETC2.0というイメージですね。

普及台数の推移

時点ETC2.0車載器の普及台数
2025年3月末約1,367万台
2026年3月末約1,596万台
2026年9月末約1,725万台

普及台数は、新しくETC2.0のセットアップをした台数に、再セットアップを済ませたDSRC車載器を足した数です。

車の種類と道路会社で違う

ETC2.0の利用率は、車の種類でかなり違います(2026年7月、高速道路6社計)。

車の種類ETC2.0の利用率
軽自動車11.4%
普通車37.3%
中型車61.2%
大型車88.5%
特大車88.9%

道路会社別では、首都高が48.9%と高く、NEXCO西日本は35.7%でした。県別の普及率は、公的な数字が見つかりませんでした。

普及しないと言われるのはなぜ?

『始まって10年以上たつのに、まだ半分もいかないの?』と感じる方もいるかもしれません。

軽自動車や普通車で利用率が低めなのは、割引の対象区間や一時退出の道の駅が限られていて、ETCでも料金所は通れるからだと考えられます。今のETCで困っていなければ、わざわざ付け替えない人が多いわけですね。

一方で、国土交通省は2021年の資料で、圏央道の割引の効果を高めるためにETCからETC2.0への交換を進める策を検討する、としています。利用率は少しずつですが上がり続けています。

ETC2.0はいつからについて知恵袋でよくある相談

先に結論

知恵袋では「ETCが2.0じゃないと使えなくなるのはいつから?」「古いETCはいつまで使える?」「一時退出はいつまで社会実験なの?」という相談がよく読まれています。

ここでは、ETC2.0の時期について多く読まれている相談を要約して紹介します。

「ETCが2.0じゃないと使えなくなると聞いた。いつから?」

いちばん多く読まれている相談です。

実は、ETC2.0でないと使えなくなる、という公式の発表は見当たりません。使えなくなる予定なのは、ETCかETC2.0かに関係なく、古いセキュリティ規格の車載器です。

公式には「具体的な時期は未定」「問題が起きなければ最長で2030年頃まで」とされています。ETC2.0の義務化も、公式の発表は見つけられませんでした。

「ETC2.0ではない古いETCは、いつまで使える?」

管理番号の先頭が「1」の新しい規格なら、ETCのままでも使い続けられる見込みです。

先頭が「0」の古い規格なら、上の時期を目安に付け替えが必要になる予定です。くわしくは古いETCが使えなくなるのはいつ?でまとめています。

「一時退出の社会実験は、いつまで実験のままなの?」

終わる時期や、正式な制度に変わる時期は、公式には示されていません。

もともと一時退出は、休憩所の間隔が長い区間を減らすために始まった仕組みです。国土交通省は、休憩所同士が25km以上離れた区間が約100区間あり、それを半分にすることを目指すとしています。

これまでに対象の道の駅や時間が何度か見直されてきたので、出かける前に各高速道路会社の案内で最新の対象を確かめてみてください。

新しい車に乗り換える前に、今の車の手放し方も決めておく

新しい車への乗り換えを考えているなら、今の車をどうするかも先に考えておくと安心です。

『新しい車のことで頭がいっぱいで、そこまで考えていなかった』という方も多いですよね。

手放し方の選択肢

今の車は、購入する販売店での下取りのほかに、買取店に売る方法もあります。複数の会社に査定してもらうと、条件を比べたうえで決められます。

納車のタイミングと手放す時期をそろえておくと、車が無い期間もつくらずに済みます。

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よくある質問

ETC2.0は何年から始まりましたか?

もとになったITSスポットサービスは2011年に始まりました。ETC2.0の車載器は2015年8月から本格的に売られています。

ETC2.0の普及率はどれくらいですか?

高速道路6社の集計で、ETC2.0の利用率は40.8%です(2026年7月)。車載器の普及台数は約1,725万台です(2026年9月末)。

ETC2.0の新規格に替えないといけませんか?

替える必要があるのは、管理番号の先頭が0の古いセキュリティ規格の車載器です。ETCかETC2.0かとは別の話です。

ETC2.0はなぜ普及しないと言われるのですか?

割引や一時退出が使える場所が限られていて、ETCでも料金所は通れるため、付け替えない人も多いと考えられます。それでも利用率は少しずつ上がっています。

まとめ

この記事の要点
  • ETC2.0のもとは2011年に始まったITSスポットサービス
  • 2015年7月1日にセットアップが切り替わり、8月から車載器が本格販売
  • 圏央道の割引は2016年4月、一時退出の社会実験は2017年度から
  • ETC2.0の利用率は40.8%(2026年7月)で、少しずつ上がっている
  • 古いセキュリティ規格の車載器は、ETCかETC2.0かに関係なく付け替えが必要になる予定
車載器ドットコム

車載器ドットコム 編集部

ETC2.0とETC車載器の違い・見分け方・割引や一時退出・取り付けとセットアップ、車を買い替える・売る時の車載器の扱いまで、国土交通省や高速道路会社など公式の情報をもとにまとめている情報サイトです。 公式サイト

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